カール・マルクスの素顔


カール・マルクス
カール・マルクス(1818~1883)

生誕200年を前に、その素顔を暴く

 「カール・マルクス」という名前を一度や二度は聞いたことがあるだろう。

 1818年にドイツで誕生したマルクス。

 来年(2018)は、マルクス生誕200年に当たる。

 

 マルクスと言えば、「共産主義」や「科学的社会主義」といった主義・思想で知られるが、紛れもなく近現代に多大な影響を与えた人物と言えるだろう。

 

 しかし、そんなマルクスの人間性や素顔は、実はあまり知られていない。

 

 世界で初めて共産主義による革命を成功させた「ロシア革命」(1917)。その革命を主導したレーニン(1870~1924)は、「半世紀たっても、マルキスト(マルクス主義者)の一人もマルクスを本当に理解していない」と書いている。

 

 マルクスの素顔とは、果たして、いかなるものだったのだろうか?

 

『マルクスとサタン』

 今から30年ほど前に海外で出版された『マルクスとサタン』(1986)という著書がある。リチャード・ウォンブランドというユダヤ人のキリスト教牧師が書いたものだ。

 

 本書は、これまで邦訳されていないのだが(原著はAmazonで購入可能)、「『マルクスとサタン』からとりわけ重要な情報を抽出し、そのエッセンスをでき得る限り忠実に訳出」したという、日本人のクリスチャンによって書かれた『マルクスの超素顔―封印されていた闇の超権力との関係』(2009)が出版されているので、こちらが参考になる。

 

 『マルクスの超素顔』の著者・在田実氏は、冒頭に「『マルクスとサタン』(1986年)を読むと共産主義の本質が、多くの人々の今までの理解とは遠くかけ離れたものであることに驚嘆されるであろう。そしてクリスチャンならずとも、共産主義がなぜあれほどキリスト教を憎むのかが、初めて理解できるのはもちろん、悪魔(サタン)そのものについても多くの知識を得ることが出来る非常に貴重な文献であるといえる」と記している。

 

 『マルクスとサタン』の巻頭言でウォンブランド師は、「本書で取り上げた証拠が、共産主義がいかに霊的に危険であるかをあなたに有益に示してくれることを願っています。(中略)私はあなたに、本書に提供した資料を熟考し、推量し、判断していただきたいと願います。

 地球のあらゆる住人がいまだに直面している凶悪で厄介な共産主義の問題に敢然と立ち向かって欲しいと念じています」と、執筆の目的を明らかにしている。

 

 「マルクス」と「サタン(悪魔)」という一般の人々には考えも及ばない繋がりが、マルクス自身の著作や、マルクスと交友関係のあった人物たちの発言などから炙り出されていくのに、きっと驚きを禁じ得ないだろう。

 

 ウォンブランド師は、「私はマルクスが悪魔崇拝主義者であったと完全に立証できたとは思っていません。しかし、その可能性は非常に濃厚であったと、間接的には立証できたと思っています」と述べている。

 

 マルクスは果たして、「サタニスト(悪魔崇拝主義者)」だったのだろうか?

 

 マルクスの素顔とともに、そんなマルクスによって体系化された「共産主義の本質」についても改めて検証が必要であるのは言うまでもない。

 

 マルクス生誕200年を前に、『マルクスとサタン』の邦訳出版が願われる。

 

 また、今回紹介した内容の、より詳細な記事が、「大紀元」という報道社のウェブサイトに2回に分けて掲載されている。こちらも合わせてぜひご覧いただきたい。

 

カール・マルクス、悪魔への道(上) 

 

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