新年の挨拶


 新年明けましておめでとうございます。

 

 第2次大戦後72年目の年を迎えました。1月20日には米国トランプ大統領の就任式が行われます。米国は1981年以降、レーガン、ブッシュと共和党政権が12年続いた結果、1989年12月、地中海マルタ島で行われたブッシュ・ゴルバチョフ会談でソ連側は白旗を掲げました。ここに米ソ冷戦が終了したのですが、その後米国は湾岸戦争で大きな過ちを起こし、世界が無秩序状態になる原因を作りました。トランプ次期大統領のことをレーガン元大統領に喩えるのは、湾岸戦争前の米国に戻して欲しいとの無意識の願望がこめられているとも読み取れます。

 

 結局米国にしろ、日本にしろ、韓国にしろ、戦後政治の負の遺産を清算するのに苦悩していると見ることができます。日本では竹下政権以降、一政権の平均が極端に短くなりました。その間、昭和天皇が崩御され、バブルがはじけてしまいました。徹底したバブル対策を講じなければいけなかった期間に、日本政治は一大混乱したのです。現安倍政権が、デフレ脱却に必死になっているのはこの重荷を背負っているからです。

 

 お隣の韓国はどうでしょうか。1961年以降、朴正煕・全斗煥・盧泰愚大統領と軍事政権が1993年2月まで続きます。この間北朝鮮は68年、74年、83年と韓国大統領暗殺を試みています。韓国軍事政権は反共、反北、親米、親日の外交安保政策を採らざるを得ませんでした。したがって、その後続いた金泳三・金大中・廬武鉉の文民政権は、いわばアンチ軍人政権ですから、程度の差はあっても容共、親北、反米、反日に偏ってきました。

 

 朴槿恵政権は特に後期になって、親米、親日、反共、反北に舵を取り、北朝鮮、中国や韓国内左翼勢力が最も忌み嫌うことを実行してきました。本来ならば、ソ連崩壊時こそ米国、日本と一緒になって民主的南北統一を実現するチャンスだったと言えるでしょう。

 

 米国は新政権、韓国は政治的動乱の真っ最中です。従って、2017年は安定し経験豊富な安倍政権が、体制共産主義(中国)、文化共産主義との闘いに勝利するため、米国、韓国が共にその道をいけるよう、外交能力を発揮していく年となるでしょう

 

国際勝共連合会長 太田洪量