映画「黒猫を追え!」が「別冊映画秘宝」で紹介


スパイ防止法があれば邦人拉致防げた

 2020年に東京オリンピックを控えた日本。テロ計画などを未然に防ぐためのいわゆる「共謀罪」について、適用をテロ事案等に特化・厳格化した「テロ等準備罪」法案の審議が開始された。テロを未然に防ぐ同法は必要だが、外国からのいわゆるヒューミント(工作員)の活動を制限するためのいわゆる「スパイ防止法」の必要性も併せて再認識されつつある。

 

 それは北朝鮮による日本人拉致被害者救出運動が1997年に始まってちょうど20年を迎えたこととも相まっている。スパイ防止法という工作員の違法な活動を取り締まる法律がなかったため、この法律があれば日本人拉致は防げたことも指摘されている。

 

 そうした中、スパイ防止法制定運動を啓発する「問題提議の映画」として制作された知る人ぞ知る「幻の映画」として、小泉純一郎首相の訪朝など、邦人拉致問題の国民的関心事になるのに伴って、がぜん注目されたのが『暗号名コードネーム黒猫ブラックキャットを追え!』(井上梅次監督、1987年作品)であった。

 

 これまでこの『暗号名 黒猫を追え!』は、国際勝共連合を中心にDVD化が試みられ、単館映画上映もされてきた。この作品についてこのほど、「別冊映画秘宝・謎の映画」(洋泉社ムック)で特集記事として採り上げられた(3月27日発行)。スパイ防止法制定運動について言及されるなど、「公開されなかった謎」に迫っており、同運動の責任者だった本連合の横田浩一理事長へのインタビューも掲載されている。

 

 以下、「別冊映画秘宝」に掲載された横田理事長の発言の一部を紹介。

 

 「(『暗号名 黒猫を追え!』は)どうやってスパイになるのか、スパイにさせられるのか」をよく描いていただきました。わかりやすく国民にスパイの恐ろしさを伝えることのできる、目的に沿ったいい映画だと思いました。

 

 「国際勝共連合は日本の建国を祝う会に参加していますし、わたし自身この国を作ってこられた先人たちへの敬意を持っています。極めて自然な、あるべき姿でしょう。そう、愛国心です。ほかの価値観を認めない共産主義では平和な世界は決して築けません。つまり思想や信教、表現の自由ということです。スパイ防止法だって国と国民のためのもの……われわれの運動、そして映画を作ったことは間違いではなかったと思います」

 

 なお、映画『暗号名 黒猫を追え!』はこちらから注文が可能。「幻の映画」をぜひご覧いただきたい。

(「思想新聞」2017年4月15日付より一部加筆して掲載)

 

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